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絶景!中世にタイムスリップ!!「天空の町」とも呼ばれるイタリアで最も美しい村のひとつ「チヴィタ・ディ・バニョレージョ」

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(C)Maurizio

イタリアの首都ローマから北へ約100kmのラツィオ州の北部、ウンブリア州との州境に位置する「チヴィタ・ディ・バーニョレッジョ」は、イタリアでも人気の避暑地ボルセーナ湖の東に隣接し、人口20人という年々人口数が減るいわゆる過疎化が進んでいる小さな町です。そのためか「死にゆく町」という悲しい呼ばれ方をしています。しかし、中世の世界が今もなお残され、まるで中世にタイムスリップしたかのような錯覚に陥るこの「チヴィタ・ディ・バーニョレッジョ」を訪れる観光客が多くいます。周りを山々に囲まれた景観は、「天空の島」や「陸の孤島」という言葉がぴったり当てはまる町です。


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まるで万里の長城のような橋でいざ「チヴィタ・ディ・バーニョレッジョ」へ

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(C)Giacomo Galavotti

「チヴィタ・ディ・バーニョレッジョ」への唯一の手段は、万里の長城を連想させる小さな橋を徒歩で渡って行くこと。この橋から見る山々と「チヴィタ・ディ・バーニョレッジョ」の町の景観は絶景の一言です。山々に囲まれるこの橋は谷間にあり風で少し揺れるため、この橋を渡るには少しの勇気が必要かもしれません。

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(C)Angelo Antonelli

バーニョレッジョからチヴィタ村にかかる細い橋が架けられています。唯一残されたアクセス方法は、徒歩。大人が3人も並ぶのがやっと位の細い橋をテクテク歩いて渡ります。谷間に渡る風がビュンビュン吹きすさぶ、シンプル極まりない細い橋は全長約300メートル。両脇そして前方に広がる壮大なビックパノラマ!…をしみじみ眺める余裕は、私にはありませんでした…。

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(C)Fabrizio Boni


イタリアで最も美しい村のひとつ

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(C)evandro limongi

小さな町でも町並みはイタリアらしくひとつひとつがお洒落。中世の雰囲気を感じさせるレンガ調の建物に小さく綺麗な花を装飾してあるところは人口20人の小さな村とは思えないさすがイタリアの村といった感じです。人口は減り続けているせいなのか、「チヴィタ・ディ・バーニョレッジョ」にある建物は保存状態も良く貴重な村でもあります。


「チヴィタ・ディ・バーニョレッジョ」へ行くなら世界一美しい岩上都市「オルヴィエート」経由で

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(C)Salvatore De Mitri

オルヴィエートは緑のハート=ウンブリア州にあり、『世界一美しい丘上都市』とよばれています。オルヴィエートの町は凝灰岩の上にそびえ立つとても特徴的な景観をもっていて、その崖の中央には大きな美しい大聖堂がそびえ立っています。

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(C)CLAUDIO SCARPONI

鉄道を利用した場合でも、高速道路を利用した場合でも、この有名な観光地は遠くからもこのブドウ畑とオリーブ園の緑に囲まれた、息をのむほどの美しい町の姿を見つけることができます。ローマから列車で1時間という手軽さで、ツアーの一日フリータイムに観光するのにちょうどいいでしょう。

オルヴィエートの町は大地から隆起した凝灰岩の自然の城壁に囲まれており、この美しく特異な風景の他、古代エトルリア時代には隆盛を栄えたという歴史、街並に残る中世の面影、そして何よりもゴシック建築の宝石とも呼ばれるドゥオモの存在が、オルヴィエートをイタリアの町の中でも、最もユニークで興味深い町の一つにし、世界的に有名な町へとしました。
現存するエトルリア古代ローマ遺跡で考古学上の証拠となるものは数多く、オルヴィエートに残る墓は、エトルリア文明の最も重要で有名な遺跡の一つに数えられています。

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